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テニスボールの種類と選び方【プレッシャー・ノンプレの違いとおすすめ】

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こんにちはにとろ(@TNT0583)です。

今回はテニスをするのに必須なボールについて書いていきます。

自分でテニスコートを取って練習しようとおもうけどテニスボールは何を選べばよいのかな?
練習で使っているテニスボールがすぐ跳ねなくなるのでもっとコスパがいいボールに変えたい!

こんな悩みにお答えします。

この記事で以下のことがわかります。
  • プレッシャー/ノンプレッシャーボールの違い
  • おすすめのテニスボールの使い分け

筆者は高校ソフトテニス部(後衛)、大学で部活4年・社会人8年超経験し、現在も週に6時間以上プレイしています。スクールでは上級クラス。プレイスタイルはボールをひたすらつなぐシコラー。得意なショットはサーブ・スマッシュ・バックハンドスライスです。

目次

テニスボールの種類

公式試合でも使用される プレッシャーボール

公式大会で使用されているものと同じ構造
打感が柔らかい

公式認定球は価格が高い
開封後は時間経過でボール内の空圧が低下する

プレッシャーボールは公式大会でよく使用されているテニスボールです。

いわゆる普通のテニスボールで、ガス入りの缶に封入されていて、使用するときに封を開けるタイプのものです。

テニスボール(プレッシャーボール)の仕組み
ボール内には空気圧が1.8倍となるように封入されており、ゴムの弾力と空気圧による反発でバウンドするようになっています。

マイルドな打感が特徴ですが、時間経過とともに空気が抜けてしまいます。

それでいて公式試合で使用されるボールは価格が高めです。

ですので、試合に出る選手、サークル、部活の練習ではこの練習球として安価なプレッシャーボールを使用して練習しているケースが多いですね。

というのも、試合で使用しているボールがプレッシャーボールですので、練習の段階から試合で使われるボールに近い打感で練習をしておきたいためです。

部活やサークルで費用をみんなで出し合うならコストにも目をつむれます。

▲試合球の例:DUNLOP FORT(120球)は1球あたり225.18円(2020年3月14日執筆時時点)

▲練習球の例:SRIXON HD(60球)は1球あたり107.25円(2020年3月14日執筆時時点)

空気が抜けなくて安い ノンプレッシャーボール

時間が経過してもボール内の空気は抜けない
交換頻度を抑えることができるため結果的に費用が削減できる

打感が硬め(重い)
公式大会では使用されていない

ボールのエアーが抜けてつかえなくなるというプレッシャーボールのデメリットを解消したボールになります。

テニスボール(ノンプレッシャーボール)の仕組み
ボール内の空気圧は圧縮されておらず1倍であり、ゴムの弾力による反発でバウンドするようになっています。

デメリットを解消した、と聞くと聞こえはいいですが、その分打感は重く感じられます。

公式試合で使用されているのはプレッシャーボールですので、いわゆる練習専用のボールになります。

1球あたりの価格は、試合球で使われるプレッシャーボールよりはかなり安価ですが、練習球のプレッシャーボールと比べるとそれほど差はなく、評判の良いノンプレッシャーボールはプレッシャーボールよりも価格が高いこともあります。

しかし、交換頻度を少なく抑えることが出来るので、結果として予算を安く抑えることができます。

空気が抜けないので、フェルトがへたるまで使用でき、コスパは良好。

▲ノンプレの例:SRIXON LP(30球)は1球あたり139.7円(2020年3月14日執筆時時点)

どちらの種類のボールを選べばよいか?

資金が潤沢・練習頻度が高いならプレッシャーボールがおすすめ

簡単に言うと上記の通りですが、もうすこし突っ込んでお話します。

資金が潤沢にある場合は良いボールを選択すれば良いというのは分かりやすいと思います。

練習頻度が高い場合にプレッシャーボールが良い理由は以下の通り。

練習頻度が高ければプレッシャーボールが良い
  1. 空気圧より先にフェルトが摩耗するため
    (ノンプレッシャーボールの恩恵を感じにくい)
  2. 打感が柔らかく怪我をしにくいため

空気圧より先にフェルトが摩耗する

練習頻度が高い場合は短期間でボールを多く打つことになります。

そうするとフェルトの摩耗が激しくなるため、ノンプレッシャーボールの空気が抜けないというメリットを味わう前に、フェルトの摩耗が先に来てしまいます。

ですので、ノンプレッシャーボールを使用したとしてもフェルトがなくなり、結果的には交換しなくてはならなくなりますので、プレッシャーボールの試合に近い打感で練習を続けた方が良いという考えです。

練習頻度が低いのにプレッシャーボールを使用する場合は、新球を開けたその日は良いのですが、その次の練習では気の抜けたボールを使用することになります。

1週間程度であれば放置したボールもまだ許せるのですが、それ以上になってくると空気が抜けてペコペコになってしまい、打感は最悪ですし、ボールも跳ねません。

打感が柔らかくて怪我をしにくい

試合球としても使用されるプレッシャーボールはゴムの反発力と空気圧の反発力でバウンドすることもあって、ノンプレッシャーボールよりも柔らかい傾向にあります。

ノンプレッシャーボールよりも打球感が軽いため、腕への衝撃はノンプレッシャーボールよりも柔らかめです。

練習頻度が高いと、プレッシャーボールの打感がすごく気になりますし、打感の重みによって腕に負担がかかります。

したがって、練習頻度が高い場合は、プレッシャーボールを選択するほうが良いです。

費用を抑えたい・練習頻度が低いならノンプレッシャーがおすすめ

練習頻度が低い場合はノンプレッシャーボールをお勧めします。

もちろん普段の練習がラリー中心であれば、使用数が少ないのでプレッシャーボールという選択もありです。

球出し練習も行う場合はノンプレッシャーボールのほうが断然コスパは良いですね。

理由は以下の通り。

ノンプレッシャーボールが良い理由

  1. コストを抑えられる
  2. 時間経過で劣化しにくい

コストを抑えられる

基本的にコストを比較した場合に、ノンプレッシャーボールの方が安いかというと意外とそうでもないのですが、後述する空気圧の関係でノンプレッシャーのほうが長持ちします。

ですので結果的にコストを抑えやすいです。

気軽に練習したいとか、費用を極力抑えたいという場合はノンプレッシャーボールがおすすめですね。

プレッシャーボールだと空気圧が低くなるのが早いので交換の頻度が高くなってしまいますがノンプレッシャーボールであれば空気圧を原因とした交換がなくなります。

同じ頻度で交換する場合においてはボール単価にそこまで大きな差がないため、プレッシャーボールを選ぶほうが懸命ですね。

同じ頻度で交換するパターンとしてはハードコートでプレイしていたり、バチバチのラリーでボールを潰してスピンをかけまくるプレイヤーだとノンプレッシャーでもフェルトがへたるので長持ちはしません。

とはいえ、ノンプレッシャーボールだと上達しないかというとそういうわけではなく、結局ボールを沢山打てるほうが良いです。

少ないボールでプレッシャーボールで練習するよりも、ノンプレッシャーボールで沢山のボールを使用して練習したほうが上達します。

時間経過で劣化しにくい

ノンプレッシャーボール最大の利点は時間経過による劣化が緩やかであること。

これによって練習頻度が低くて毎回新しいボールをおろす必要がなくなります。

練習頻度が低い場合には、プレッシャーボールの良い状態を味わえる時間が少なくなりますので、ノンプレッシャーボールを使用したほうが良いでしょう。

上記の事情を考慮した結果ノンプレッシャーボールを使用する方針に決める人もいるはずです。

そもそも打感の違いを感じない場合はノンプレッシャーボール一択になります。

レベルが上がるにつれてボールの違いも明確に感じるようになると思いますので、その段階に至ったときにプレッシャーボールへの切り替えを検討しましょう。

予算とシチュエーションのバランスで考える必要がある

コストが気になるならノンプレッシャーボール選択の余地がある

コストという面だけを見ればノンプレッシャーボールの方が安いのは当たり前ですので、パフォーマンスも併せてみたときにどちらを選択すべきか、ですね。

実際のところ、ボールは消耗品ですので長期的にみるとラケットよりも高額になりかねません。

もちろん、勝つため、上達のためという明確な目標があればコストを度外視してパフォーマンスを追求すべきですが、単に「ノンプレは嫌」という安易な選択はするべきではありません。

とはいえ、少人数で週1回程度の練習では毎回新球を開けるのはコスパは悪いですよね。

コスパを鑑みた落としどころとしては、球出し練習はノンプレッシャーボールを使用し、ラリー練習や試合形式では新球を使うというのがお勧めです。

また、ゴリゴリ練習する人の場合でも、小雨や雨上がりのコンディションが悪い中での練習の場合は、ノンプレッシャーボールを使用するという選択もありです。

部活でゴリゴリに練習する人は「ノンプレ」独特の打感を嫌う傾向にありますが、雨上がりの練習でNEWボールを使用したくないときや、大量のボールを使用する球出し練習はノンプレッシャーボールを使用するのが良いです。

ノンプレだからと盲目的に全否定するのはやめて、特定の練習に使ってみると良いですね。

にとろ
にとろ

特に、ノンプレは嫌なくせに気の抜けたボールを混ぜて使っているような場合にはノンプレの方が満足度が高い練習ができると思います。

ハードコートではノンプレッシャーボールの恩恵が少ない

普段の練習がハードコートの場合もノンプレの恩恵はあまり得られません。

というのも、ハードコートは地面が硬いために他のコートに比べてフェルトの摩耗が早いです。(大学生のストローカーが30分もラリーをすれば毛が摩耗してみすぼらしいボールになります)

ノンプレッシャーボールのメリットである空気抜けが無いことを感じる前にフェルトの摩耗が先に来てしまうのです。

この場合は、ノンプレッシャーボールではなく、練習用の高耐久のプレッシャーボールを選択すべきです。

モデルケース別使用例

では、どういった場合に、ノンプレ・プレッシャーを使い分けるかをモデルケースで表してみました。

似た境遇であれば、モデルに沿って購入を検討してみると良いです。

30代のサラリーマンの場合

  • 30代のサラリーマン
  • 普段はテニススクールで1回/週の頻度で練習
  • 個人練習で2~3回/月程度不定期で友人たち4人で3時間練習
  • 個人練習は球出しトラリーを実施後試合形式で実践練習
  • レベルは中級~中上級
おすすめ使用例

  1. 球出し練習はノンプレッシャーを使用
  2. 試合形式練習でプレッシャーを1缶使用

想定される年間費用

ボールの種類使用球数[球]単価[円/球]交換頻度[回/年]合計[円/年]
ノンプレ90140337,800
プレッシャー4138189,936
合計47,736

20代のサラリーマン夫婦の場合

  • 20台中盤のサラリーマン夫婦
  • 普段はテニススクールで1回/週の頻度で練習
  • 個人での練習は月1回程度夫婦で3時間程練習
  • ラリー中心に練習、たまにサーブ練習や壁打ちで練習
  • レベルは初級~中級。
おすすめ使用例

  1. ノンプレッシャーを練習に使用
  2. プレッシャーボールは使わない

想定される年間費用

ボールの種類使用球数[球]単価[円/球]交換頻度[回/年]合計[円/年]
ノンプレ3014028,400
プレッシャー013800
合計8,400
  • 総勢40名程の大学生サークル
  • キャンパス内で4回/週の頻度で練習
    (参加率は60%)
  • 個人での自主練習も各自自由にサークル内のボールを使用
  • 年数回学内外と練習試合や大会あり。
  • レベルは初級~上級
おすすめ使用例

  1. ノンプレッシャーは使わない
  2. プレッシャーボールで練習実施
  3. 劣化したボールは初級者の球出し練習に使用

想定される年間費用

ボールの種類使用球数[球]単価[円/球]交換頻度[回/年]合計[円/年]
ノンプレ014000
プレッシャー30013810414,000
合計414,000

※費用はメンバーから徴収(一人あたり約10,000円/年)

にとろ
にとろ

いろいろなケースによって選ぶべきボールは変わってきます。ノンプレも昔ほど打感が悪いわけではありません。

テニスボールはコスパ重視で選ぶのがおすすめ

テニスボールの種類の違いについてまとめて、コスパを考慮した選び方をお伝えしました。

テニスボールの違いと選び方

  1. プレッシャーボールは試合でも使われるボール
    時間経過で空気が抜けるのが欠点
  2. ノンプレッシャーボールは空気が抜けず長期で使える
    ゴムの反発が強いため打感が重い
  3. 練習頻度が高く予算があるならプレッシャーボール
  4. 練習頻度が低く安く抑えるならノンプレッシャーボール

今までプレッシャーボールを使用していた人のなかで、練習頻度が低い人はノンプレッシャーボールに切り替えを検討してみましょう。

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この記事を書いた人

名古屋市在住。1991年生まれ。メーカー勤務のサラリーマンテニスプレイヤー。高校時代にソフトテニス部で3年。大学では硬式テニスに転向し、体育会テニス部で4年間。社会人になった現在も最低週1〜2回のテニスは欠かせない。得意なプレーはバックハンドスライス、ドロップショット。打たせてミスを誘うシコラー。

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