こんにちはにとろ(@tnt0583)です。
学生時代はほぼ毎日テニスしていて、バコバコ打つ方では無いもののストリングが2ヶ月位で切れていました。
週に2回程度の現在はほとんど切れることはなくなりました。
元々、ボールを潰してガンガンスピンをかけるというわけではなく、フラットドライブ系の球種とロブ、スライスを多用することも切れない理由の一つですね。
ですが、ストリングは3ヶ月に1回は変えたほうが良いと一般的に言われています。
今回は話題のストリング「ルキシロン スマート125」に張り替えて打ってきたのインプレッションを語って評価していきたいと思います。
ルキシロンの賢いストリングSMART(スマート)125レビュー
打球の柔らかさ | |
打球のホールド感 | |
反発性能 | |
スピン性能 | |
耐久性 | |
テンション維持 | |
コスト | |
総合評価 |
※コストは が多いほど安い
総合評価は上記の通りです。
一つ一つの項目について感想を書いていきますね。
Babolat Pure Control tour に45ポンドで張ってみた
入会しているテニスラウンジで張替えていただきました。
ピュアコントロールツアーに45ポンドで張りました。
ストリングは黒とグレーの間ですね。
RPMブラストほど真っ黒ではありません。そしてアルパワーほどのグレーでもない感じです。
黒とグレーがねじってあるように見えますね。
これは公式サイトでも構造説明がありますね。今までのポリガットらしくない構造です。
新しい構造のポリという感じですね。早速打ってみました!
ルキシロンの賢いストリングSMART(スマート)125をレビュー
張り替えて早速スクールで試し打ちしてみました。
有り余る体力でレッスンを2コマ(3時間相当)とってプレイ。
週末には社会人テニスサークルで4時間ほどプレイしました。
参考までにレビュアーのレベルはこんなかんじです。
テニスのレベルはスクールで言えば中上級~上級。
プレイスタイルはシコラーになります。
得意なショットはサーブ・スマッシュ・バックスライスです。
打球の柔らかさ|ゆったりとしたラリーで柔らかさを感じる
かなり柔らかめの印象。
そもそもこのストリングを張る前はポリツアーファイアを52ポンドで張っていたこともあってかなりやわらかく感じます。
ストリングのテンションは50~60ポンドが適正テンションだと書かれているラケットもありますが、このSMARTの性能を引き出すテンションはかなり低め。
SMARTの性能を引き出すのは40~48ポンドだといわれています。
ローテンションで張るのは始めてだったのでちょっと抵抗はあったのですが、かなりいい感じです。
ローテンションで張ったことがない方は一度ローテンションで張ってみるといいかもしれません。
いまやプロの6割がローテンションで張っているという話もありますし、トップスピン主体の現代テニスはローテンションが合っているのでしょうね。
打球のホールド感|ボールを潰したときは硬めのホールド感あり
打った感触がかなり柔らかめなので打球のホールド感がどんな感じなのか気になるところ。
緩めのラリーでは一瞬ボールを掴んでとばしてくれるような感覚がありました。
強めのショットでも柔らかさを感じることができますが、このときは柔らかすぎず、ある程度の硬さを感じます。
柔らかすぎるとビューンとボールが飛んでいってしまいますが、そんなことはなく、ボールを掴みつつ、潰してくれるような感覚があります。
スピンサーブなんかではしっかりスピンがかかっているという実感がありますし、バウンド後を見ると確かにしっかり掛かっています。
バックハンドスライスはスイングスピードを必要としないショットですが、この時は柔らかすぎずちょうどよくボールが乗る感覚を感じながら回転をコントロールできるホールド感を感じますね。
反発性能|ぶっ飛び過ぎない程度に反発性能は高い
今まで固めに張っていたこともあってかなり飛んでくれます。
ですが、すっぽ抜ける感覚はあんまりなく、しっかり振ればしっかりコートに入ります。
相手に押されて面だけ当てるときでも、ある程度は飛んで返せるのでシコラーの私にとってかなりありがたいです。
アシストがほしいときに支えてくれる感じです。
フラットサーブを打つと以前よりもスピードが増したような気がします。
スピン性能|スイングスピードがゆっくりでも十分かかる
スピンはストリングの構造自体が結構引っかかりが良い気がします。
カシュンと薄く切るようなスピンでもかかりますし、ボールを潰してガッツリ打ち込んでもしっかりかかります。
スピンサーブやスライスでもボールひとつ分ぐらい変化が強くなったような気がします。
いままでが使い古したストリングだったからというのもありますが、スピンは普通にかかるので良いですね。
RPMブラストを張ったときはボールを潰さないとかからないような感覚だったのですが、ボールを潰さなシチュエーションでもスピンを掛けられるのは個人的には嬉しいです。
バコラーでエッグボールバリバリです!という方だとブラストは良いのかもしれませんが・・・。
耐久性|柔らかい分耐久性は低め
まだ総プレイ時間は12時間程度ですが、わずかにノッチが出来てきています。
週末プレイヤーでスピンを潰して打つようなプレイヤーでなければなかなか切れないとおもうので特に気にしないポイントかもしれませんね。
学生プレーヤーは部活で毎日打つことになると思いますので、耐久性を気にするかもしれません。
感覚が鈍るかもしれませんが一段太めの130もありますので125ですぐ切れたという方は130にシフトしてもいいかもしれません。
学生さんで真剣にテニスに取り組むならコストはかかりますが気に入ったストリングを張るようにしましょう!!
テンション維持|ポリガットの中ではまずまず良い
テンション維持ですが、やはりポリエステルガットということで維持性能は高くないです。
スマートはポリエステルの中でも柔らかめのストリングですので、ハードヒッターならテンション維持性能は気にならないかな、というイメージですね。
やはり1ヶ月程度が気持ちいい期間で、それ以降は劣化を感じますね。
プレイの質はやはりストリングの状態にかなり影響しますので、調子が崩れてきます。
ストリングのテンションを測れるアプリを発見したのでこちらを利用してみます。
このアプリで測定した結果44.9ポンドでした。(張替えから10日経過)
大体2ヶ月経過すると35%ほど緩んできてしまったので、スマートな持ち味は他のポリガットと同じような性能と思っておいた方が良いです。
コスト|割引がないと安くはない
店頭で購入すると定価で購入することになります。
定価だと張替え代金込みで5000円近くになると思います。
可能であれば、ネットで安く購入して持ち込み可能なところに持ち込みするのが賢いと思います。
スクールに通っている方だと張り替え代金が安くすむこともありますので、張替え代金が安いところを探してみるとよいです。
大型スポーツ店で張り替えるのはおすすめしません。
- アルバイトが張替えを行っていることがあるため
- 張替え作業中に放置されることがあるため
上記の通り、アルバイトが張り替えをやっていると作業が未熟ですし、張替え途中でお客さんから声がかかると作業が止まったりして品質にバラツキが生じることが多いのです。
張替え途中で放置されるとラケットに偏った力が加わっている状態で放置されることにもなるため、ラケットにも良くないですしね。
週末プレイヤーの私であれば、大型スポーツ店で張替えしようがプロショップで張替えしようが、それだけでプレイが変化するということはありません。
ただ、どうせだったらしっかりと張替えしてもらいたいということを考えた上での話です。
とはいえ、 大型スポーツ店が絶対NGというわけではありません。 専門店が近くにない場合は大型スポーツ店で張り替えざるを得ないと思います。
総合評価
ポリエステルストリングにしてはかなり柔らかい印象です。
賢いというだけあって、スイングスピードに応じて打感が変わるような感覚があります。
柔らかい打感が好きだけど吹っ飛びすぎたり、ボールを潰して打ち込むときは柔らかすぎると感覚が鈍るという人にはおすすめですね。
ポリエステルにしては柔らかいですし、心地良いです。
ポリガットを何も知らずにナイロンガットと同じテンションで張るとかなり硬さを感じると思いますが、パッケージ上でもローテンションを勧めているところにも好感が持てます。
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