【テニス】フォアハンドストローク改善のために初心者が意識すべき3つのコツ

テニスで最も打つ回数が多いショットは「フォアハンドストローク」です。

フォアハンドストロークは利き腕で思い切りラケットを振れるので、以下のような特徴があります。

  • スピードのあるボールを打ちやすい
  • ボールに回転をかけやすい
  • 打球感覚を感じとりやすい

しかし、利き腕で打つことができるからこそ、以下のような悩みを抱えている人は多いはずです。

  • ボールがアウトになってしまいやすい
  • 回転がかかりすぎてネットしてしまう
  • 打感を感じて腕や手首をこねてしまう

また、テニスを始めるときに「思ったよりも難しい」と特に感じやすいショットだと思います。

テニスを始めたけどうまくフォアハンドが打てない・・・

というテニス初心者のために、テニスのフォアハンドストロークを改善するためのコツをまとめました。

本記事ではフォアハンドストロークのたくさんあるノウハウのうち、初心者にも意識してもらいたいコツ3つについて解説します。

この記事を読んでわかるフォアハンドのコツ
  • 体の軸を真っ直ぐに保ち身体の回転を意識する
  • 打球後は前脚に体重を乗せる
  • 肩の脱力を意識する

筆者は高校ソフトテニス部(後衛)、大学で部活4年・社会人8年超経験し、現在も週に6時間以上プレイしています。スクールでは上級クラス。プレイスタイルはボールをひたすらつなぐシコラー。得意なショットはサーブ・スマッシュ・バックハンドスライスです。

目次

1.体の軸を真っ直ぐに保ち身体の回転を意識する

ロジャーフェデラーのフォアハンド
Photo by mirsasha

身体の回転をイメージする

突然ですが皆さん、でんでん太鼓をご存知でしょうか。真っ直ぐな棒がついた太鼓に紐と玉が付いていて、棒をくるくると回すとデンデンと音が鳴るものですよね。

でんでん太鼓

でんでん太鼓の原理は力強いフォアハンドストロークを打つためのヒントになります。

でんでん太鼓は棒の部分が真っ直ぐ伸びていて、棒部分を回転させることで、紐についている玉が遅れて回ってきて、太鼓に当たって音が鳴るという原理です。

でんでん太鼓の仕組みと似ていて、フォアハンドも体の回転を利用して、腕が遅れて回ってくるようなイメージで打つことで、パワーのあるショットが可能となります。

また、体の回転をうまく利用するためには姿勢も重要となります。

仮にでんでん太鼓の棒が曲がっていたとしましょう。その場合、遠心力がうまく使えないので玉は綺麗に回らないはずです。

フォアハンドストロークの場合も、上半身が曲がっていると、うまく回転を利用できず、良いフォアハンドを打つのは難しいです。

いわゆる手打ちの状態となり、必要以上に力を加えているのにボールのスピードや伸びは非力な選手に負けてしまいます。

特に初心者でガタイがよく、筋肉質な人は腕の力に頼ってしまい、姿勢が悪く回転が使えず、手打ちになっていることがよくあります。

猫背のままだと体の動きを連動させることが難しくなってしまいます。背筋を伸ばして一本の棒になったようにイメージしてみてください。

トッププロであるノバク・ジョコビッチ選手はいくら走らされても上体がしっかりと起きています。びっくりするほど背筋がピン!としています。

ゆったりと構えて打つときも、走らされたときも背筋が伸びているのがわかります。

そして、右腕だけでなく、上半身が回転して打球しています。

重心を低く構えて下半身からパワーを伝える

一方で下半身はしっかり腰を落として重心を低くする必要があります。

デンデン太鼓のパワー源は手でくるくると回すことです。しかしフォアハンドは誰かが軸をくるくる回してくれるわけではありません。

自分の下半身からパワーを上半身に伝えなければなりません。上半身はデンデン太鼓のように姿勢をまっすぐに、下半身はパワーの源なのでどっしりと重心を落とし、股関節の回転を意識してください。

これができるようになると体がスムーズに上半身が回るようになります。

フォアハンドの際、猫背で手打ちのプロの選手は見たことないですよね。プロ選手はどんなボールが来ても上半身のブレが少ないです。

初心者のうちは小手先の動きを考えるより、上半身をまっすぐにすることを意識すれば少ない力でパワーのあるフォアハンドが可能となります。

身体が回転することのメリット

上半身が綺麗に回転するということは体の連動を活用できていると考えても良いです。

つまり、腕だけでなく身体全体の力を活用できていることになるため、腕で力任せに打つときよりも少ない力でラケットスピードを高めることにつながります。

つまりパワーロスが少ないということです。足から来たパワーは上半身を伝わり、肩、肘、手首という順に伝わっていくのですが、その際に起こるロスが減ります。

体の連動をうまく活用したフォアハンドが可能になると、少ない力で大きなパワーを生むことができるので、結果的に体への負担は少なくなり、テニス肘や手首の痛みを発症されている方は改善することができるでしょう。

フェデラー選手がテニス界では高齢にもかかわらず少ないけがでプレーし続けているのは少ない力で最大限のパワーを出すことに優れているからだと言われています。

打球後は前脚に体重を乗せるイメージを持つ

Photo by Justin Smith

なぜ前体重にならないといけないのか

フォアハンドは多くの場合、うち終わりの時に前脚体重になることが望ましいです。

その理由は前脚体重でなければボールを前に打つパワーを伝えにくいからです。

いわゆる体重が乗ったボールが打てないということです。例えばボールを投げる時に左足を浮かして片足立ちで投げてもおそらく飛距離は出ないでしょう。

なぜボールが飛ばないかというと進行方向側の足が浮いているので浮いてる足よりまえに力を入れることができないからです。力をこめることができる可動域が減ってしまうのです。

テニスでも同じことが言えます。右足だけでフィニッシュをする場合どうしてもラケットの可動域は狭くなってしまいます。

ところが最後に前脚体重(右利きの場合は左足)でフィニッシュすることで打点より前まで力を加えることができます。

その結果ボールを押し出すことができ、失速しない生きたボールを打つことができるのです。

前体重になる練習方法

前体重でフォアハンドを打てるようになる練習方法としては、まずメディシンボールを投げる動作を知ることです。

メディシンボールのような重いボールを投げるには全身の力が必要となります。

全身を使って投げることによって、下半身からの運動連鎖を知ることができます。

おそらくメディシンボールを投げる時は自然と前体重でフィニッシュすることができるでしょう。同じように体を使うことによって全身の力をボールを打つことに使うことができるようになります。

体の使い方を知ることができたら、次は普段の球出し練習で後ろから前に入ることを意識することです。

大体球出しの時って足を止めてその場で打っちゃいますよね。

しかし、ゆっくりなボールだからこそ体重移動を改善する大きなチャンスです。

球出しで後ろから前に、そのあとは半面のラリーで後ろから前に。これらを意識することによって確実に前体重で打ち終わるフォームが身についてきます。

頭ではわかるけど実際どういう動きをしたらいいかわからない。

今の時代プロ選手が自らの練習動画を真後ろから撮影していたり、大学生のトップ選手の試合が見れたりと自分よりも上手い選手の動画を沢山見ることができます。

良いイメージを持って練習することほど練習効率が上がることはありません。自らの見本となるプレーヤーを探して、真似することから始めてみてください。

カウンターとブロックリターンは例外

ただし、フォアハンドのカウンターとブロックリターンだけは必ずしも前体重になる必要はありません。

理由としてはカウンター、リターンを打つ時点で自分が相手より不利な状況に立っているからです。

カウンターやブロックリターンを打つとき、相手のボールが速く、少ない時間の中でポジションに入り自分の打点でボールを打つ必要があります。

そのためしっかり構える時間はありません。この時に重要なことはいかに相手のボールの力を持って利用するかです。

バックハンドと違い、フォアハンドは多くの場合シングルハンドです。

そのためフォアハンドの場合は相手のボールスピードに振り遅れないように、当たる瞬間だけ力を入れます。

しかし、ここで注意しなければならないのは、前体重にはならなくてもいいですが、絶対に下がりながら打たないことです。

相手の良いボールに対して下がりながら打てるのはロブだけです。半歩でもいいので打ちながら前に入ることがフォアのカウンターとブロックリターンのコツです。

肩の脱力を意識する

ロジャーフェデラーのフォアハンド
Photo by benchristen

肩に力が入ると安定しない

皆さん肩に力を入れてプレーしていませんか?

右利きのフォアハンドの場合、肩に力が入ってしまうと右肩が左肩より上に上がってしまいますよね。右肩が上がってしまうとその時点で下から上にスイングを行うことができなくなります。

真横にラケットをスイングして、腕力と肩の筋肉だけでスイングスピードを上げることで、筋力がある人からすれば確かにボールは早くなります。

ただテニスには当たり前ですがネットがあります。

相手のボールの高さもその都度違いますよね。ネットより低い打点で打つときにラケットを真横にスイングしても当たり前ですがネットを超えることはできません。

打球を安定させるためにはトップスピンをかけてボールをコートに入る弾道で打つ必要があります。

脱力することで、スイング直前にラケットヘッドが落ち、下からボールに向かっていくことで自然とスピンがかかります。

力が入ってしまうと打球を安定させることは難しくなります。

「腕は紐」のイメージでリラックス

フェデラーのフォアハンド

プロの選手を見てみましょう。フェデラー選手の練習風景を見ると力が抜けすぎて体がゆらゆらしています。

このくらい脱力してしまっていいんですね。

「力を抜くと打ち負けてしまう・・・」そう考える方も多いと思います。

再度デンデン太鼓の話ですが、デンデン太鼓のひもの部分は勿論ひもなので柔らかいですよね。

人間で例えるとあれは腕です。肩や腕に力が入っているということはひもの部分がかたい木でできているようなものなんです。

それじゃあ遠心力は使えないですよね。せっかく足からパワーを出したのに腕でパワーが止まってしまいます。これでは椅子に座ってボールを打っているのと何ら変わりません。

しかもデンデン太鼓は垂れているひもが回すことで勝手に上がってきますよね。これとおんなじことを体でしたいのです。

脱力すると自然と下から上にスイングできる

テニスは下から上にスイングするように教えられるケースが多いです。これがラケットの重みを利用でき、パワーロスを少なくする効率のいいフォアハンドの打ち方だからです。

脱力することで自然とラケットヘッドが落ちるので、ボールの下からラケットが上がってきて斜め上に振り抜くことができます。

これによりこする意識をすることなく、綺麗なスピンがかかった打球が打てるのです。小学生のころからテニスをしていた人と、高校や大学から始めた人ってフォームで分かってしまいます。

これは小学生が非力ながら強いボールを打つために全身を使うので、体が勝手に効率のいい動きを覚えるからなんです。

その効率のいいフォームが一般的に言う綺麗なフォームといえるでしょう。

フォアハンドストローク改善のために意識すべきの3つのコツ まとめ

フェデラーのフォアハンド
Photo by Shinya Suzuki

テニスのフォアハンドとデンデン太鼓の構造は大変似ています。

少ない力で大きな力を生み出すには遠心力が必要です。その遠心力の起こし方をデンデン太鼓に例えて説明しました。

安定したフォアハンドストロークを実現するためには

  • 上半身を曲げずピンと立てて回転をイメージする
  • 打球後は前脚体重になるようにする
  • 肩の脱力を意識する

この三つを覚えておくことが必要です。

フォアハンドの場合、パワーの源はどんな時でも下半身からです。また、どんな時でも遠心力を使うには芯である体幹の強さが必要となります。

自分に合ったスケジュールで毎日10分ちょっと体幹トレーニングを行うことで1年後には大きな力となっているでしょう。

また体幹トレーニングの副産物としてダイエット効果もあります。男性だけでなく女性の方も是非取り組んでいただきたいと思っています。

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この記事を書いた人

名古屋市在住。1991年生まれ。メーカー勤務のサラリーマンテニスプレイヤー。高校時代にソフトテニス部で3年。大学では硬式テニスに転向し、体育会テニス部で4年間。社会人になった現在も最低週1〜2回のテニスは欠かせない。得意なプレーはバックハンドスライス、ドロップショット。打たせてミスを誘うシコラー。

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