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ロジャー・フェデラーのラケット プロスタッフ(Prostaff RF 97 Autograph)レビュー【口コミ・感想・評価】

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こんにちは、にとろ(@tnt0583)です。

今回は、テニス史上最高の選手として現在も活躍しているロジャー・フェデラー選手が使用しているラケットについてお伝えします。

レジェンドと言われているフェデラーが使用しているラケットは我々一般プレイヤーが使いこなせるものなのか、お話していこうと思います。

この記事でわかること
  1. フェデラーの使用ラケットは何か?
  2. フェデラーのラケットは使いやすいのか?

筆者は高校ソフトテニス部(後衛)、大学で部活4年・社会人8年超経験し、現在も週に6時間以上プレイしています。スクールでは上級クラス。プレイスタイルはボールをひたすらつなぐシコラー。得意なショットはサーブ・スマッシュ・バックハンドスライスです。

目次

ロジャー・フェデラーはテニス界のレジェンド

そもそも、ロジャー・フェデラーって誰?って方もいると思います。

端的に言うとロジャー・フェデラーは「テニス界のレジェンド」です。

ロジャー・フェデラーの簡単なプロフィールは以下の通り。

ロジャー・フェデラー(Roger Federer)
ロジャー・フェデラー(Roger Federer)
ロジャー・フェデラーとは
  • スイス出身の現役テニス選手
  • 1981年生まれ(40歳)のベテラン
  • ツアー通算111勝
  • グランドスラム(4大大会)優勝回数20回(歴代1位タイ)
  • 4大大会制覇のキャリアグランドスラム達成者
  • 右利き・片手フォアハンド・片手バックハンド
  • サーブ・ストローク・ボレーの全てがトップクラスのオールラウンダー
  • 現役テニス選手でダントツ1位の人気

※2021年10月時点

1981年生まれで40歳というフェデラーですが、今もなおトッププレイヤーとして活躍しています。

2021年9月時点ランキングは世界9位となっていますが、過去には世界ランキング1位の座を「237週間」維持し続けていた、まさにレジェンドと呼ばれる選手でBIG4のうちの一人です。

錦織圭の最高位は4位ですので、どれほどすごい選手かがわかりますよね。

BIG4とは

BIG4とは、2012年以降の男子テニスランキング上位に君臨した4選手のことを指します。

  • ロジャー・フェデラー(Roger Federer)
  • ラファエル・ナダル(Rafael Nadal)
  • ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)
  • アンディ・マレー(Andy Murray)

ちなみに2021年のスポーツ選手の中で世界No.7の収入を誇っている選手で、かつては世界1位に輝いていたこともあります。

順位名前国籍スポーツ年収
1コナー・マクレガー アイルランド総合格闘技1億8000万ドル(約196億円)
2リオネル・メッシアルゼンチンサッカー1億3000万ドル(約142億円)
3クリスティアーノ・ロナウドポルトガルサッカー1億2000万ドル(約98億円)
4ダック・プレスコットアメリカアメフト1億750万ドル(約117億円)
5レブロン・ジェームズアメリカバスケットボール9650億円(約105億円)
6ネイマールブラジルサッカー9500万ドル(約104億円)
7ロジャー・フェデラースイステニス9000万ドル(約98億円)
2021年版アスリート長者番付より

ちなみに、錦織圭は88位の2600万ドル(約29億円)、大坂なおみは15位の5520万ドル(約60億円)です。

フェデラー使用ラケットはWilson PRO STAFF RF97

Melbourne, Australia – 20 January 2020 – Roger Federer hitting a forehand on Rod Laver Arena (Photo by Rob Keating)

フェデラーが使用しているラケットは「プロスタッフ」というラケットです。

正確には、 プロスタッフ(PROSTAFF)RF97 AUTOGRAPH というもので、スペックは以下の通りです。

フェイス97平方インチ
重量340g
バランス305mm
フレーム厚21.5mm
フレックス値RA68
フレーム形状50/50ジオメトリ
ストリングパターン16×19
グリッププレミアムレザーブラック
塗装ベルベットペイントコーティング

通常、選手使用モデルとして販売されているラケットは、一般プレイヤー向けにアレンジされて販売されています。

ですので、プロが使っているモデル=販売されているモデルではないことが多いです。

プロ仕様ラケットは重量が微妙に異なっていたり、その選手のためにチューニングされたりしているからです。

このラケットも同じことが言えますが、このプロスタッフに関しては、Wilsonができるだけフェデラーのラケットに近づけて販売しているものです。

なのでおおよそフェデラーが使用しているモノとして考えても良いでしょう。

重量も340gとかなり重いです。

一般のプレイヤーが使用するラケットの定番である黄金スペックのラケットは300gですので40g重いことになります。

フェデラーは長い間フェイスサイズ90平方インチのラケットを使用していました。

90インチのラケットはかなり硬派で、ピュアドライブのような飛びのアシストは皆無と言っていいでしょう。

ストリングのたわみを有効活用できないので、スピンをかけるのも技術が必要です。

それでも我々フェデラーファンは90インチのラケットに憧れを持って購入・使用していたものです。

ラケットのフェイスサイズを97インチに変更したのが2013年。

レジェンドのフェデラーも体力の衰えもあり、時代の流れに乗っかる形でラケット変更をしました。

その後はプレイスタイルも徐々に変化し、ラケットもマイナーチェンジを繰り返し今のラケットに至ります。

簡単な感想にはなりますが、フェデラーのラケットはかなり硬派ですが、素直です。

硬派というのは、ラケットによるアシストが控えめで、乱れたスイングでは良い打球が飛ばせないということです。

しかし、スイングの仕方に合わせたボールが飛ぶので、純粋、素直であると言えます。

それでいて、打球感はわかりやすく、タッチのフィーリングが重要なドロップショットやアングルショットはかなり打ちやすく感じます。

90インチ時代のラケットは正直かなり厳しいラケットでしたが、97インチになってかなり優しくなったと言えます。

フェデラーのラケットを使ってみた感想・レビュー・口コミ

Photo by 三井

打球感|しっとりとボールを潰す感覚

打感は他のユーザーがレビューしているのと同様、「気持ちがいい」の一言。

ボックス形状のラケットで別シリーズでBLADEがあり、こちらは柔らかくかなりしなる印象ですが、それよりはしなりが抑えられている気がします。

BLADEは剛性が柔らかいのでパワー負けを感じることもありますが、プロスタッフは重量感もありますし、剛性も高めになっているため、肌で感じる打感はBLADEよりも柔らかいかもしれません。

ラケット重量があるので力負けしないことで、ボールの重みが控えめとなり、打球感を柔らかく感じることができるのだと思います。

ボールの重量感が控えめになると打感を感じなくなるのかな?と思うのですが、元グリ(リプレイスメントグリップ)が革製であることで、打感ははっきりしつつ、ブロック形状のフレームが柔らかく衝撃を伝えています。

にとろ
にとろ

元グリが革製だと、グリップの角も感じ取りやすくて握った感覚がしっかりしています。グリップチェンジが正確に行えるのもプラスですね。

このボールを潰す打感はプロスタッフならではです。

この極上のフィーリングを一度は試してみてほしいと思います。

Prostaff RF 97 AFの打感
  1. しっとりとボールを潰す感覚
  2. 打感はクリアだがノイズ感はない

反発性|重量感があることで程よいアシストあり

通常、他のメーカーのラケットで重いラケットだと320g位までのものがほとんどです。

プロスタッフは重量340gですので20gほど重いということになります。

これによって操作性が気になるところですが、めちゃめちゃ重いと感じることはなく、うまく脱力して振れば、ラケットの重みを利用して打ち込むことが出来ます。

90インチのプロスタッフは本当に難しいと感じましたが、97インチの現行モデルはより汎用的なモデルに近づいたといえますね。

フェイスサイズとフレーム厚と形状でおおよそのラケットの反発感が想像つくのですが、プロスタッフはこのあたりのバランスが絶妙で、かつてのプロスタッフほどの厳しさは無いです。

フェイスサイズ97インチだと、よくある98インチモデルよりも小さいので不安に思う方もいらっしゃるかと思います。

しかし、1インチのみの差はそれほど問題に感じませんでした。

黄金スペックのラケットが飛びすぎて困るシチュエーションがあったのですが、プロスタッフは飛びすぎも飛ばなすぎもなく、ほどよくアシストしてくれます。「振った分だけ飛び」ます。

Prostaff RF 97 AFの反発性

  1. ラケットの重みがあるので力負けしない
  2. ほどよくアシストがある

スピン性能|薄ラケだがスピンは十分かけやすい

現代テニスはスピン性能が非常に注目されています。強い打球はスピンをかけてコートに収めなければならないからです。そして、相手をミスさせる「打球の重さ」は急速×回転量で決まります。

プロスタッフは十分なスピン性能を持っています。

にとろ
にとろ

とはいえ、いわゆる黄金スペックラケットよりも競技者向け仕様になるのでしっかりとボールを潰して回転をかける意識が無いと弱々しい打球となってしまいます。

ピュアドライブとかだとスピンを掛けるように振り上げるスイングをしてもしっかり飛ばしてくれますが、プロスタッフは、フラット気味にボールを潰していくスイングで「結果的にスピンがかかる」ようにしていく必要があります。

にとろ
にとろ

擦ろうという意識が強くなると、下から上へのスイングイメージがつよくなり、ガシャリも多くなりがちですが、フラットで当てるような意識で振り抜くとしっかりとスピンが掛かりました。

97平方インチだとフェイスサイズは見た目上はあまりわかりませんが、スイングした時の振り抜きの良さは感じることができました。

振り抜きが良いのはラケット自体の重量もあると思います。重みを利用してそのまま振り抜けたのが爽快でした。

このラケットはスイングすればするほどにボールが潰している感覚を顕著に感じる事ができるので、潰してスピンがかかるという感覚をラリーの中で感じ取っていただきたいと思います。

とくに良かったのはスライスですね、ボールに載せながら運ぶ感覚が明確に感じられますし、回転量も十分で、バウンド後に横に切れるスライスは抜群に打ちやすかったです。

スピン性能の高さはサーブでも感じることができます。

ただ、ラケットの重みをより感じるので、フォームによっては負担を感じる人もいるかと思います。

フェデラーのようなお手本となるフォームを意識してサーブを打つとしっかりとしたスピンサーブが打てました。

Prostaff RF 97 AFのスピン性能

  1. ボールを潰したスピンが可能
  2. スライスショットが最高
  3. 無理ないフォームでスピンサーブが打てる

コントロール性能|ラケットの衝撃をクリアに感じられる

プロスタッフはビーム(フレーム厚)が薄いので、打感もわかりやすくなっていてコントロールしやすいです。

また、パワーアシストが「ちょうど良い」ので、吹っ飛びすぎることがなく、思った以上にコントロールしやすかったです。

飛びが抑えられているとボールが短くなってしまいますし、ボールが短い≒パワー不足ですので、相手に強いショットで反撃されやすくなりますが、プロスタッフはちょうどよいです。

ラケット重量があるので、ブロックリターンもパワー負けせずに思い通りに打てました。

どのラケットにも共通で、ドロップショットやドロップボレーなどのタッチ系のショットは多少の慣れが必要ですが、1時間も試打していると感覚がわかるのでコントロールしやすかったです。

ただ、ラケット重量が重いことで、プレイが長時間になってくると、疲労を感じやすいですね。

これはラケット重量にある程度慣れれば問題ないと思いますが、やはりいわゆる一般的なラケットよりも重いデメリットだと思います。

Prostaff RF 97 AFのコントロール性

  1. パワーアシストがちょうど良いので制御しやすい
  2. タッチ系のショットが打ちやすい

PROSTAFF RF 97 Autographは男性オールラウンダーにおすすめ

Prostaff RF 97 AFのおすすめポイント

  1. 振り抜きが良い
  2. ボールを潰す打感が絶妙
  3. 重量感ありパワー負けしない

プロスタッフRF97 オートグラフのレビューをしました。

プロスタッフはストロークをガンガン振っていきつつ、ドロップショットやスライスなど、タッチ系ショットも活用するオールラウンダーにおすすめします。

女性はプロスタッフ97Lをおすすめします。女性でもかっこいいラケットが使えます。

他者のレビュー・口コミ・感想は?

他の方の感想・口コミもまとめて紹介します。

ラケットの評価というのはプレイスタイルや経験によっても全く異なると思いますので、自分と似た境遇の方を見つけてそれを参考にすると良いです。

重さとスイングウェイトが絶妙なバランスで設定されていると感じました。振っても重くないのにボールの軌道をなぞるように打つと重くて伸びのある球が打てます。きつい体勢に持ち込まれても、しっかりとカウンターができるラケットです。手首の追加的掌屈と背屈がうまく使えるプレーヤーなら、ラケット自体の重さは全く関係ないと思います。強いて言うなら小手先のごまかしの時に重さが気になる程度です。
このラケットのおかげで、ものすごく安定したと感じています。薄いフレームのプロスタッフはパワーの出力感と振り抜きこそは良いのですが、少し飛びが欲しいと感じていました。このラケットに会えて嬉しいです。
ストリングはX-one バイフェイズ125を54pで張りました。エラストクロスとニュースティックオン信者だったのですが、ニュースティックオン(当て革)は55p〜以上で張るときに使わないとボヨンボヨンしますので、今回は使わずに張りました。思いのほか打感がクリアになりました。振動どめは入りません。ビリビリ響く前に切れます笑

出典:みんなで作るテニスラケットデータベース

振っても重くないというのがミソ。

ラケット重量が340gだとめちゃくちゃ重いのかもと思いますが、グリップ側が重いトップライト設計なので振ったときに重さを感じにくいんですよね。

打感がクリアでぼやけないので、しっかり打てると気持ちがいいはずです。

重さが武器になりますね。
ストローク、ボレー、サーブともに相手は重い打球に感じるようです。
インパクトしてから、あと一押しでラケットの重みで、まだ伸びていくし、
そのラケットを振り出していく方向にビュンと飛んでいくので、
パワーとコントロールが一段上がります。
芯をくった時は、打球音が金属音に変わりますので、音と手元の打球感で
気持よさにスイッチ入ります。
見た目もマットと艶のある黒で格好いいです。
今はナイロンを52/50で張っていますが、パワー&コントロール&
自分の気持よさのいいところを探してみます。
ロジャー最高!

出典:みんなで作るテニスラケットデータベース

重さが武器になる。

重いことで打球に打ち負けにくくなりますね。

重さがあることでボールを潰して打つ感覚を養えるのではないかと思います。

しっかり振り抜けるといい打球が生まれますね。

サーブもすごく良いとの評価があり、コントロールしつつ重いサーブを打つことができるんですね。

重さを利用して脱力したスイングができるとプロスタッフの良さがわかります。

Prostaff RF97はネットで安く手に入れるのがおすすめ

プロスタッフは一年ごとぐらいでデザインやスペックのマイナーチェンジを繰り返してます。

で、その性能はどこまで差があるのか、というところですが、型落ちでも明確な差は無いです。

差がないというと語弊はありますが、プロスタッフ自体のテクノロジはすでに完成されているといっても過言ではないです。

プロ選手でも最新のラケットではなく10年ほど同じモデルを使っているケースがあるほど。

ですので、2017年発売のモデルを購入しても何ら問題はありません。

むしろ型落ちの分安く購入できるので、お得です。

ウィルソン プロスタッフ RF97 オートグラフ 2017(wrt73141u)
Wilson(ウイルソン)

もちろん最新のラケットを使いたいという方は最新のラケットを購入するようにしましょう。

ラケットを安く購入するなら、実店舗よりもネットショップが断然おトクです。

ラケット自体が安く販売されていますし、ショップによってはストリングもサービスしてくれますので実店舗よりも4000円~1万円程度は安くなります。

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この記事を書いた人

名古屋市在住。1991年生まれ。メーカー勤務のサラリーマンテニスプレイヤー。高校時代にソフトテニス部で3年。大学では硬式テニスに転向し、体育会テニス部で4年間。社会人になった現在も最低週1〜2回のテニスは欠かせない。得意なプレーはバックハンドスライス、ドロップショット。打たせてミスを誘うシコラー。

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