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【焼酎入門編】焼酎のお湯割りの作り方をはじめから丁寧にお伝えする【お湯割り】

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学生時代に夜通しお酒を飲むこともあった。店での乾杯は専らビールだったが、研究室の教授と飲みに行った時は教授に合わせて焼酎を飲むこともあった。

ただの味覚音痴という言い方もあるが、基本的に何でも飲める口だったので焼酎の飲み方も教授の真似をしていた。

宴会では学生の自分がお酒をつくる担当となっていたが、その時に教授にいただいたアドバイスをいまでも覚えているのでここでお伝えしたい。

あらかじめ断っておくと、筆者はいまだにビール党なので焼酎はあまり飲まない。特に社会人になって上司もあまり焼酎を飲まないから知識としては学生時代からそれほど進歩していない。
ただ、それでも同年代では意外と知られていない作り方なので軽い気持ちで読み進めていただければと思う。

用意するもの

用意するものは以下の通り。

  • 焼酎(芋でも麦でも好きなものを)
  • 大きすぎないグラス
  • お湯(電気ケトルで沸かしたものでもOK)
目次

焼酎

芋でも麦でも好きなものを書いたが、一般的にお湯割りが合うとされるのは芋焼酎である。

香りが芳醇でお湯割りではとくにその香りが引き立つ。

だが麦でも美味しくいただけるので麦焼酎でもお湯割りにしても全く問題ない。

むしろ、変に知識を真に受けて、「一番合うのは芋だから芋以外ありえない!」なんてことを言いだすと、一人ならいいが大人数だと確実に場がしらけるのでやめておいた方が良い。

とにかく自分の好きな(飲んでみたい)焼酎を用意しよう。

大きすぎないグラス

焼酎はアルコール度数が高い。そしてお湯割りは香りが強く酔いやすい印象だ。ビールのようにがばがば飲めるものではないので、大きいグラスだと冷めきってしまう。

冷める前に飲もうとすると悪酔いするので小さめのグラスを用意したい。

目安として150ml~200ml程度のものを用意しておけばよいだろう。

お湯

お湯割りだから言わずもがな。レンジでチンしたお湯だと冷めやすいという話は聞くが、正確なところは分からないので個人的にはどちらでもよい。

結局のところ手軽に飲めなければ焼酎に対するハードルが高くなる一方なので、まずは手軽に焼酎を楽しむという思いでチャレンジしていただきたい。

最近では火を使ってお湯を沸かすこともすくなくなり、電気ケトルでワンタッチという人がほとんどだと思う。

昔ながらの電気ポットは保温機能付きだが一人暮らしにはオーバースペックだし保温中も電気代が発生するのでわざわざ用意しなくて良い。

飲みたいと思ったときに手軽に沸かせる安い電気ケトルで全く問題ない。

これまでに記した用意するものはお店でお湯割りセットを頼めば来るもの。

特別なものは何もない。

プラスアルファで梅干しを入れることもあり、また違った楽しみ方が出来るが、今回は何も入れないお湯割りの作り方を紹介する。

比率は焼酎6に対しお湯が4をベースに好みを追求する

焼酎のお湯割りには美味しいとされる比率がある。それが6:4(焼酎:お湯)。

なぜと聞かれると困るのだが、だいたいそうらしい。教授は濃いめが好きだったようで時に7:3程度に作るときもあった。

これはあくまで6:4がベースと考えて、自分の好みに調整すればよい。

もし、学生時代の私のように他人にお湯割りを作る機会がきたら、「6:4って聞いたことがあるんですが、それで良いですかね?」といった具合に正直に尋ねればよいだろう。

人によってこだわりがあるので、「よくわかってるじゃないか。」となるか、「いやいや7:3でたのむよ。」となるかはその時次第だと思う。

ただ、何も知らないままにお湯割りを作ろうとするとその比率すらわからないので薄めだとか濃いめすら判断がつかない。
ひとまず基本は6:4と覚えて、濃いめ薄めを調整していくようにしよう。

はじめてお湯割りを飲む人は一度6:4で作ってみてほしい。その味を確かめた後で自分好みの濃度を見つけるようにしたい。

注ぐ順番はお湯が先

「焼酎のお湯割りなのだから、お湯が先ではないか。」そんな意見が寄せられてきそうだが、比率だけでなく注ぐ順番はこだわっていただきたい。

ぜひお湯を先にグラスに注いでほしい。

後からお湯を注ぐとお湯の温度が高いことで香りが死んでしまう。また、お湯を後から入れただけでは焼酎が美味く混ざらないということを覚えておいてほしい。

というわけで、お湯を先に注ぐのには主に二つ理由がある。上述した通り、温度と混ざりである。

お湯の温度は75℃程度が良いとされている。沸かしたお湯を常温のグラスに注いだとき、だいたい75℃近くまで温度が下がる。鹿児島の方では更にぬるめの40℃程度が良いとされることもあるようだが、まずは75℃程度で覚えておこう。

温度に関しては厳密に測る必要はない。まずは注ぐ順番に気を付けていれば、何も知らないでお湯割りを作るよりもおいしくなるのは間違いない。

料理は化学とか、レシピ通りに作ることが大切。そんなことをよく言うが天ぷらを作るときの油の温度ほど厳密でなくて良い。

焼酎より先にお湯を注ぐ。そして、最後に6:4になるようにお湯を注ぎすぎないように注意しよう。

続いて焼酎を注ぐ

お湯を注ぎ終えたらもう完成は目前だ。あとは基本の6:4になるように焼酎をゆっくり注いでいく。

慌ててこぼしたり火傷したりしないように注意しよう。

お湯を先に注いだおかげでマドラーで一生懸命混ぜなくてもお湯と焼酎の温度差によって対流が発生し全体が程よく混ざる。マドラーは軽くグラスに沈める程度で十分だろう。

さて、もう完成だ。

飲む前に香りを楽しむ

焼酎をゆっくり注いでいるとほんのり香りを感じられたと思う。基本的にロックや水割りよりもお湯割りの方がより香りを楽しめる。

香りを楽しむこともお湯割りの醍醐味の一つと思って飲む前に改めて香りを楽しんでいただきたい。

慣れない人はこれを臭いというかもしれないが、いつか焼酎独特の香りが好きになり、それが癖になることを祈っている。

まとめ

長くなってしまったが焼酎のお湯割りの作り方をまとめた。

焼酎をなかなか飲む機会がないかもしれないが、男女問わずお酒でのコミュニケーション、いわゆる飲みニケーションというものがある。これが良いか悪いかは判断できないが、毛嫌いせずに楽しむことが出来ると良いと思う。

ジュースのような甘いカクテルも美味しいが、少しだけ背伸びをした気分で焼酎のお湯割りを作ってみると話題の一つとしてもまた楽しめると思う。

最後におさらいとして簡単にまとめる。

焼酎のお湯割りの作り方は小さめのグラスに沸かしたお湯を注いだ後、焼酎が6、お湯が4の比率になるように焼酎をゆっくり注ぎ、飲む前に香りも楽しむ。

以上だ。

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この記事を書いた人

名古屋市在住。1991年生まれ。メーカー勤務のサラリーマンテニスプレイヤー。高校時代にソフトテニス部で3年。大学では硬式テニスに転向し、体育会テニス部で4年間。社会人になった現在も最低週1〜2回のテニスは欠かせない。得意なプレーはバックハンドスライス、ドロップショット。打たせてミスを誘うシコラー。

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