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YONEX VCORE PRO(ヨネックス ブイコア プロ)シリーズ 2021-2022【新作ラケット情報まとめ】

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YONEX(ヨネックス)の人気ラケットシリーズの一つであるVCORE PROの新作が2021年9月に発売されました。

今回発売されるVCORE PROのスペックを確認するとともに、前作との違いを確認していきます。

VCORE PRO コンセプトページより
目次

YONEX VCORE PRO (ヨネックス ブイコア プロ)シリーズとは

YONEXから発売されている人気ラケットシリーズ「VCORE」の派生で、プロのプレイヤー・一般プレイヤーともに好評なスピン性能としなり性能による打球感を持つラケットシリーズです。

VCORE PROシリーズの変遷

VCORE PROシリーズはVCORE Tour Gをルーツに名前を変えて現在に至ります。ざっくりとした変遷は以下の通りです。

VCORE PROシリーズの変遷(前身モデル含む)
  • 2014
    VCORE Tour G(2014)
  • 2016
    VCORE Duel G
  • 2018
    VCORE PRO 97 / 100
  • 2019
    VCORE PRO 97 / 100
  • 2021.09
    VCORE PRO 97D / 97 / 100 / 100L /104

今回からは幅広いスペックがラインナップされていて、「PRO」という名前が付いているものの、上級プレイヤー以外にも受け入れられやすいラケットシリーズとなっています。

YONEXからは黄金スペックラケットが「VCORE PRO 100」「VCORE 100」「EZONE 100」の3本ラインナップされているので、この辺りの差別化も気にしながらラケットを選びたいですね。

YONEXのラケットの全体的な特徴として、アイソメトリック形状のフレームで、見た目以上にスイートスポットが大きく、どのラケットも比較的球持ちが良く打球感が柔らかい印象のラケットが多いです。

YONEX VCORE PRO(ヨネックス ブイコア プロ)の主なテクノロジー

FlexCon System(フレックスコンシステム)

FlexCon System(フレックスコンシステム)

フレームの断面が楕円形だったものから、外から内側にかけてスリムな三角形に近い形に。

さらに、シャフトが長くなりしなりやすくなったとのこと。

また、新素材を導入しており、より柔軟なフレームでありながら、復元力が高くなっており、しなりすぎによるロスを抑えてしっかりとボールを飛ばせる構造になっています。

フレーム厚の増加

フレーム厚の増加

今回のVCORE PROはよりしなり安い素材となったこともあり、しなりによる反発性能低下を抑制するためにフレーム厚を厚くさせたのだと推測します。

今まではVCORE PRO100で21mmでしたが今作は23mmということで、2mm厚くなっていますので、数値上のスペックは今までよりもとっつきやすくなっています。

YONEX VCORE PROシリーズのスペック

今回のVCORE PROシリーズのスペックは前作のVCORE PROシリーズと異なり、数値上でも変更点が顕著です。

よりラケットのしなりを感じつつ、しっかりとボールも飛ばせるラケットに設計されているので、今までより手のひらで打つ感覚に近く感じられるラケットが欲しいと言う方は買い替えを検討してみてください。

2021年9月に新たに発売されたVCORE PROシリーズのスペックは以下の通りです。

VCORE PRO100(300g)・100L(280g)

発売日2021年9月
フェイスサイズ100平方インチ
スイングウェイト
重量300g/280g
バランス320mm/335mm
フレーム厚23mm-23mm-23mm
ストリングパターン16×19
グリップシンセティックレザーエクセルプログリップ
適正テンション45〜60ポンド/40〜55ポンド
製造国日本
旧モデルVCORE PRO100・100L
使用プロダヤナ・ヤストレムスカ(ウクライナ)

黄金スペックモデルのVCORE PRO100は黄金スペックながら、フレーム厚23mmとやや薄くなっていて、打球時のしなり感で柔らかい感触を得られて、気持ちよくテニスができそうです。

女性や初心者の方でも振りやすい280gのライトスペックもラインナップされているのもポイント。

VCORE PRO 97D・97(320g・310g)

発売日2021年9月
フェイスサイズ97平方インチ
スイングウェイト
重量320g(97D)/310g(97)
バランス310mm/310mm
フレーム厚21mm-21mm-21mm
ストリングパターン18×20(97D)/16×19(97)
グリップシンセティックレザーエクセルプログリップ
適正テンション45〜60ポンド
製造国日本
旧モデル-/VCORE PRO 97
使用プロ-/スタン・ワウリンカ(スイス)

VCORE PRO 97DとVCORE PRO97の2種類はフレーム厚21mmの薄ラケです。

よりラケットのしなりが大きくなり、フェイスサイズも小さいため、ラケットのアシストは控えめのモデル。VCORE PRO 97で数値上十分ハードスペックなので、97Dを選択肢に入れる人は結構少ないのでは、という印象です。

しなりによるマイルド感を強調したモデルではあり、それでいてパワーアシストは控えめなので、有り余るスイングスピードを持つ上級者向け・玄人志向のラケットです。

ストリングパターンが18×20という密度が高くなってくると、ストリングがトランポリンのようにたわんで跳ね返る動きが少なくなるとともに、ストリングのスナップバックの動きも小さくなります。

これにより、意図せず弾道が上がりにくく、素直な弾道になりやすい特徴をもつため、購入し常用するかどうかは別として、一度試してみる価値はあります。

ストリングパターンが密になる分を加味して緩めのテンションで張ることで具合を調整しましょう。

VCORE PRO 104(290g)

発売日2021年9月
フェイスサイズ104平方インチ
スイングウェイト
重量290g
バランス325mm
フレーム厚22mm-22mm-22mm
ストリングパターン16×19
グリップシンセティックレザーエクセルプログリップ
適正テンション45〜60ポンド
製造国日本
旧モデル
使用プロ

VCORE PROシリーズでオーバーサイズのラケットが出るとは思っても見ませんでした。

スペックをみるにVCORE PRO 100よりもフレームの厚みが1mm薄いので、エントリーモデルではなく、たしかに「PRO」シリーズなのだと思いました。

一般にフェイスサイズが大きくなると、ストリングのたわみを強く感じやすくなり、打感が柔らかくなるとともにボールが飛びやすくなると言われています。

単にフェイスサイズをアップさせてしまうと意図せず吹っ飛んでしまうため、フレーム厚を薄く設計しているのだと推測します。

にとろ
にとろ

日本のトッププロである伊藤竜馬選手もウイルソン契約ですが105インチのオーバーサイズを使用していますし、クルム伊達公子選手も105平方インチのアストレルを使用しています(した)。ですので、オーバーサイズ=初心者向け と安易に考えることはできません。

YOUTUBEのレビュー動画

TennisProShop LAFINO

ぬいさんぽ

YONEX VCORE PRO(ヨネックス ブイコア プロ)シリーズ 2021-2022【新作ラケット情報まとめ】

まとめ
  • Flex Con System搭載により、従来よりもしなりを感じやすいラケット
  • 従来よりもフレームを厚くすることで、今までより扱いやすいモデルとなった
  • 打感を感じながらコントロールしていくモデルとしての地位を確立したモデル

今回は2021年新作のYONEX VCORE PROシリーズの情報をまとめました。

ラケットを安く購入するなら、実店舗よりもネットショップが断然おトクです。

ラケット自体が安く販売されていますし、ショップによってはストリングもサービスしてくれますので実店舗よりも4000円~1万円程度は安くなります。

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この記事を書いた人

名古屋市在住。1991年生まれ。メーカー勤務のサラリーマンテニスプレイヤー。高校時代にソフトテニス部で3年。大学では硬式テニスに転向し、体育会テニス部で4年間。社会人になった現在も最低週1〜2回のテニスは欠かせない。得意なプレーはバックハンドスライス、ドロップショット。打たせてミスを誘うシコラー。

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