こんにちは、にとろです。
一眼レフデジカメのブームから数年、メーカー各社はミラーレスに力を注ぎ始めています。
後発ですがNIKONもフルサイズのミラーレスを発売しています。
InstagramをはじめとしたSNSでは、より綺麗な写真が求められるようになってきました。
そこで、写真をスマホで済ますのではなく、ミラーレスに入門する人が増えてきている印象です。
今回はミラーレス購入を迷っている方のために
おすすめしたいカメラがあるのでご紹介いたします。
そのカメラは、富士フイルム ”X-T30”
私がおすすめするミラーレスデジカメは富士フイルムのX-T30です。
富士フイルムの圧的画質、絵作り
なぜX-T30を勧めるのか、その理由は画質です。
富士フイルムのカメラにはユーザーを虜にするほどの絵作りがあります。
絵作り?とはなんぞや?という方も多いでしょう。
撮った写真の雰囲気は撮影に使用したカメラ・レンズ・セッティングによって異なります。
NIKONは色が薄くて、CANONは鮮やかという話はよく聞きます。
これはNIKONの絵作りと、CANONの絵作り、つまり画像処理の方針が異なることによって起こっています。
富士フイルムが目指した絵作りは、フィルムを販売していた富士フイルムならではです。
富士フイルムのデジカメにはフィルムシミュレーションという機能があり、
この機能で写真の仕上がりが変わってきます。
この機能は富士フイルムがかつて販売していたフィルムで撮影したかのような写真をワンタッチで設定するだけで撮ることが出来るというものです。
もちろんこのような機能は他社のカメラにも存在しますが、
フィルムシミュレーションは富士フイルムユーザーから絶大な評価を得ています。
他のカメラでは話題にすらならないポイントですが、
富士フイルムでは、ポートレイトにはこのフィルムシミュレーションがマッチするだとか、
レトロな街並みはこの設定だ、といった話題が尽きません。
とにかくフィルムシミュレーションのおかげで富士フイルム独特の絵作りを楽しむことが出来ます。
綺麗にボケたプロっぽい写真が撮れる
ミラーレスに入門する理由の一つにいいカメラで撮ってる感がある写真を撮りたいというのが挙げられます。
では、良いカメラで撮ってる感というのはどこに現れるのでしょうか。
やはり被写体と背景のボケでしょう!
スマホやコンデジで頑張って撮影しても、ボケ感を綺麗に表現するのは難しいです。
それはカメラのセンサーのサイズが小さいことや、多くの光を取り込めるレンズが
搭載されていないからです。
一眼レフデジカメやミラーレスは、スマホやコンデジよりも
センサーサイズが大きくなっています。
また、センサーのサイズは写真の精細さにも影響しています。
綺麗に背景がボケた写真を撮るためには以下の要素が大切です。
- センサーのサイズが大きいこと
- 光を多く取り込めるレンズであること(レンズのF値が小さいこと)
- 焦点距離が長いこと(ズームして撮影すること)
では一つ一つ説明していきますね。
センサーのサイズはAPS-C
センサーサイズはAPS-Cと呼ばれるものです。
一眼レフやミラーレスデジカメのセンサーサイズは大まかに以下の種類があります。
- フルサイズ(36mm×24mm)
一眼レフデジカメのフラッグシップ機、SONYαシリーズ、ニコンZシリーズなど - APS-C(約23mm×15mm)
富士フイルム・キヤノン・SONYのミラーレス - マイクロフォーサーズ(17.3mm×13mm)
オリンパス・パナソニックのミラーレス - 1インチ(13.2mm×8.8mm)
ニコンのミラーレス(現在は生産停止)
フルサイズは高画質だけど高くて大きくなりがち
画質的に高画質なのはもちろんフルサイズになるわけですが、フルサイズになると価格が高く、ボディが大きくなる傾向があります。
そのため、入門機としては勧められません。
もちろんカメラにどっぷりはまってがっつり撮影がしたいということになれば、1番の選択肢になります。
今回は入門のためのカメラ選びですのでフルサイズは選択肢から外れます。
画質十分、しっかりボケるバランスの良いAPS-C
そしてAPS-Cですが、これは一眼レフデジカメにミドル機まで採用されているセンサーサイズですのでフルサイズには劣りますが、画質に不安はありません。
そしてセンサーサイズが大きい方が背景をぼかした写真が撮れるため、入門機としても選択肢に入ります。
私はこのサイズのカメラをおすすめします。
マイクロフォーサーズは小型化に優位性があるものの画質、ボケが劣る
オリンパスのPENやOM-Dをはじめとしたマイクロフォーサーズのセンサーサイズですが、サイズが小さいためカメラを小型化しやすいというメリットがあります。
しかしながら、画質、暗所にどうしても弱くなること、なにより入門者が求めている綺麗なボケを撮りづらいという弱点があります。
そのため、私はマイクロフォーサーズ機はおすすめしていません。
1インチサイズは画質に難あり
マイクロフォーサーズよりも小さいサイズのセンサーですので、画質に難あり、小型化には優位性がありますがマイナー路線ですので生産停止していく傾向にあります。
収集欲がある人は良いですが入門にはお勧めしません。
意外と何もわからずにCMに起用されているタレントが好きだから、とかサイズが小さいからといった理由で選択される場合がありますが、レンズの種類が少なかったり、思ったより画質が良くなかったりするので買ったときの感動が小さくなりがちです。
これによりカメラを持ち出す機会も減ってしまう恐れもあります。
スマホで撮るよりもカメラを持ち出す方が良い!という感動がなければカメラの出番は減ってしまうと思うのです。
入門にはAPS-Cサイズのカメラを選択すべき
以上のことからこれからミラーレスを購入するなら、APS-Cサイズのカメラを選択しましょう。
スマホと違う圧倒的画質に感動すること間違いなしです。
富士フイルム機の魅力は明るい単焦点レンズ
APS-C機のミラーレスはCANONとSONY、そして富士フイルムが出しています。
富士フイルム機の魅力は明るい単焦点レンズにあります。
明るいレンズというのはF値が小さいレンズのことで、光をより多く取り込め、暗いところでもシャッタースピードをあまり低下させずに撮影できたり、背景を綺麗にぼかしたりできます。
富士フイルムは単焦点レンズに特に力を入れており、明るい単焦点レンズが多数ラインナップされているのです。
魔法のレンズ XF35mm f1.4で感動を味わおう
XFレンズの魅力 「魔法のレンズ」XF35mm/1.4: 小原玲(動物写真家)のブログ
このレンズを絞り開放(F1.4)で被写体を撮るだけでとても魅力的な絵が撮れるのです。
F1.4の明るい単焦点レンズはほかのメーカーにはありません。
この感動を味わえるのは富士フイルムだけです。
もちろん同じF値、焦点距離でもレンズの作りが違うので、絵作りも変わってきます。
このように撮りたい部分だけピントが合ったような写真が撮れます。
これはスマホではできませんよね。
こういう写真が撮れるだけで、カメラを買ってよかったと思えます!
単焦点レンズはズームが出来ないのが弱点です。
ですがその弱点が気にならないほどの圧倒的画質とボケが魅力的です。
実際友達の結婚式に35㎜の単焦点一本でいくこともあります。
ズームが出来ないことが不便と感じることもありますが、被写体を綺麗に移すことが出来るので、写真のデータを友達に渡すときに、にとろの写真はやっぱり良いねと褒められたりします。
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