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テニス界のビッグ4を崩すのは誰か。

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ビッグ4は、今後誰によって崩されるのか

現代のプロテニス界は長年世界のトップに君臨していたビッグ4の1人であるアンディ・マレー選手が臀部の怪我でトップから脱落。

怪我からの復帰もファンから期待されているが、マレー本人も頑張りたい意思はあるものの現実的に厳しく現役を退くことを考えている。

ビッグ4に立ち向かう勢力たち

スタン・ワウリンカ

数年前までは世界一の片手バックバンドと呼ばれていたワウリンカ選手。彼は4大大会の優勝経験もあり、ビッグ4の背中を追ってきたが、年齢的にはビッグ4と同世代ということもあり、最近のランキングは一時より低迷している。

錦織圭

我が国のエース、錦織圭選手は手首の怪我で戦線離脱があったもののランキングはピークに迫る勢いで、調子の良し悪しが顕著に現れる印象。ワウリンカ同様、ビッグ4の背中を追って今も奮闘中。

彼のプレイは多種多様でファンを虜にする鋭いバックハンドストロークと器用なドロップショットでの華麗なプレーが印象的。年齢的には30目前でピークを過ぎるかどうかと行ったところ。

フェデラーをはじめとするビッグ4は怪我のマレーを除いて全員が錦織よりも年上。未だにトップ争いを続けているところを見ると、近年のプレイヤーのピーク年齢は昔よりも高齢になっているのではないだろうか。そう考えると錦織のピークはまだこれからかもしれないと淡い期待を抱く。

ファン・マルティン・デル・ポトロ

錦織世代の打倒ビッグ4筆頭格(だった)デルポトロ。破壊力抜群のフォアハンドと高身長から繰り出される高速サーブが特徴の選手。

ビッグ4という呼称が定着する前に次世代のトップ選手候補としてジョコビッチやマレーよりも期待されていた時代もある。

しかしながら、怪我の回数も多く戦線離脱の頻度が高い。4大大会やオリンピックで戦績を残している実力者で近年はトップクラスに戻りつつあるので、怪我との向き合い方次第で如何様にも化けるだろう。

ミロシュ・ラオニッチ

錦織世代のビッグサーバー。バックトゥザ・フューチャーのビフに似ていると個人的に思っている選手。

数年前は錦織と肩を並べてツアーファイナルにも出場していた。ビッグサーバーはサーブ以外のトレーニング次第でトップを倒す可能性を秘めている。

ただ、ラオニッチに関しては怪我で離脱後ランキング上位に戻ってきたものの一桁台と二桁台を行ったり来たりの状況なのでプラフアルファが欲しい。

ドミニク・ティーム

ダイナミックなフォームから繰り出されるフォアハンドストロークが特徴の選手。フォアハンドは強烈なスピンがかかり次世代のナダルを思わせる。

ナダル同様にクレーコートを得意とし、クレーコートでナダルを破る金星も上げている選手。

2016年から一気に調子を上げてランキング上位の仲間入りを果たした。大きな大会での優勝はほとんどないものの、怪我も少なく順調にキャリアを積んでいる印象。

現段階でストロークにナダル程のインパクトはなく、決定打に欠ける印象ではあるので今後の成長に期待したい。

アレクサンダー・ズべレフ

甘いマスクと高身長のモデル体型が特徴。実力基もなっており、高身長から放たれるサービスと鋭いバックハンドが武器。

2019年時点で21歳という若さながら2018年のツアーファイナルを制した男で現時点の次期ナンバーワン最有力候補。

マスターズ優勝に縁遠い錦織とは違ってズべレフは既に3回のマスターズ優勝を勝ち取っている。

試合によって調子にムラがあり、勝ちたいところで勝てていないことが目立つ。今後はその実力を遺憾無く発揮できるようにメンタル含めた調整が必要かもしれない。

ステファノス・チチパス

ズべレフの後を追う期待の新星。ズべレフ同様の高身長からの高速サーブと強烈なフォアハンドが武器。

ボレーもそつなくこなすオールラウンダー。ズべレフより歳下で活躍し始めたのはここ一年。ズべレフの後を追うような形でまだツアータイトルの優勝回数は2回だが、順調にランキングを上げてトップ10入り。

まだ経験不足なところはあるがトップ選手を倒す実力は十分にある。

ズべレフ同様試合によって調子の上下が激しく、相手によってはあっさり一回戦負けしてしまったりと、まだまだ甘さはあるものの今後の成長に期待したい。

ニック・キリオス

テニス界の問題児的存在。速いサービスと強烈なストロークを持ち、絶妙なタッチコントロールやアンダーサーブでの奇襲といった様々なプレイで相手を圧倒する。

フェデラー、ジョコビッチ、ナダルをはじめとしたトップ選手を下してきており、数々のジャイアントキリングで観客を魅了してきた。

才能は間違いなくトップクラスといわれており、次世代のトップはキリオスが握るだろうとも言われていた。しかしここ最近は伸び悩んでおり、ランキング最高位は13位にとどまっている。

ズべレフやチチパス以上に調子の起伏が激しく、感情的にもなりやすい印象でメンタルコントロールがなされない限りはトップに躍り出ることは厳しいだろう。

ちなみにトップ選手を倒してきたキリオスだが錦織にはいまだ勝利したことがない。

次のグランドスラム王者は誰の手に?

驚くことに4大大会の優勝者は2008年から現在まででご覧の通り殆どをビッグ4が占めている。

ビッグ4以外で優勝を勝ち取ったのはデルポトロ、チリッチ、ワウリンカのみである。

デルポトロは2009年の全米、チリッチは2014年の全米、ワウリンカは2014全豪、2015全仏、2016全米で優勝している。

2009年にデルポトロが全米を制して、以降はデルポトロや錦織たちの時代が来ると予感していたが、ビッグ4の壁は固く、2019年の現在においてもマレー以外の3人はトップに君臨している。

2014年からワウリンカも頭角を現してきたが同国にフェデラーがいるため、いまだに2番手感が強い印象。ウィンブルドンを制せば生涯グランドスラム達成といったところだが、最近は存在感が薄い。

錦織も年齢的には中堅、ベテラン的位置付けになりつつあるものの、ビッグ4健在の今はいかに怪我をせずに安定感を持ってプレイすることができるかが重要だ。

次のグランドスラム大会は全米オープン。錦織にとっては2014年のチリッチに敗れて準優勝にとどまったという悔しい思いをした場所。

シンシナティでは西岡選手にストレート負けを喫する結果となった。体力を温存して全米オープンに望むこと、調子を全米に合わせてあげていくこと。

錦織選手には是非とも全米オープン王者になっていただきたい。

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この記事を書いた人

名古屋市在住。1991年生まれ。メーカー勤務のサラリーマンテニスプレイヤー。高校時代にソフトテニス部で3年。大学では硬式テニスに転向し、体育会テニス部で4年間。社会人になった現在も最低週1〜2回のテニスは欠かせない。得意なプレーはバックハンドスライス、ドロップショット。打たせてミスを誘うシコラー。

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